みなさん、高校生の時ってちゃんと起きて授業聞いてましたか?
僕、基本寝てたんですよね(笑)
社会人になって一日が仕事で埋まっちゃうようになって初めて、「なんて贅沢な時間だったんだろう…」と思い直すようになりました。
しかし、過ぎた時間は元には戻りませんよね。
「社会人として働きながら、学生時代に学びきれなかったことをもう一度学び直したい」
そんな、僕のような人もいるのではないかと思い、いま手元にある大人のやり直し勉強に役立つ具体的な方法、サービスをまとめてみました。
通勤がてらスマホで簡単に勉強できるコンテンツから、朝活や仕事上がりの時間を利用した本格的な学習方法までありますので、自分に合う勉強スタイルを見つけてみてください。
義務教育から学び直して教養を深めたい大人におすすめの勉強法
スタディサプリ
スタディサプリは小中高で教わる授業の内容を1回15分の動画で学びなおすことができるWebサービスです。
いやー、これ出てきた時点で「え?今の子どもって塾いらなくない?」ってぐらいの衝撃でした。
月額1,980円で40,000以上のハイクオリティな動画コンテンツが見放題って控えめに言ってお得すぎます。
学生時代、勉強が苦手になる要因って
- 見逃し、聞き逃し、受け逃し
- 理解できていない間に次の授業に移行
これによって『知識の虫食い』が発生しアレもコレもよくわからなくなり、人によっては勉強自体がお手上げ状態に。
こうして勉強嫌いの出来上がりです。
でもこうやって自分のペースで遠慮なく理解できるまで繰り返せるコンテンツさえあればたいがいの子は苦手を克服できるんじゃないですかね?
そしてこのスタディサプリは何も、ホントに中学一年生じゃなくてもいいトコロがミソです。
予備校におっさんいたら「おや?先生かな?」ってなっちゃうから行けませんけど、自分の部屋でスタディサプリ片手に「This is a pen!」する分にはまったく恥ずかしくありません。
おそらくこの価格帯は義務教育の基礎的なことから学び直したいと思ってる社会人も絶対ターゲットにしてると思うんですよね。
そういったこれからの時代に生き残れるバイタリティーの高い大人だったら月に数冊は読書などに自己投資しているのが当たり前ですけど、
その内の本1冊分の予算をスタディサプリに回しておくことで、いつでも出先でハイクオリティな動画学習ができるわけですから、大人として恥ずかしくないレベルの教養を身に付けておきたい社会人にもうってつけなんですよね。
人知れず小、中学校からやり直せる強い味方、それがスタディサプリです。
スタディサプリのコースの選び方
小学生でも中学生でもない大人にはちょっと難しい、スタディサプリのコース選びですが、どちらを選んでも中身は同じです。
『ベーシックコース』という個別指導無しのコースであれば、小学4年生から高校3年生までの動画講義は、同じアプリ上でサクサク切り替えて観ることができます。
「スタディサプリはすべての大人におすすめです!」と言い切りたいところなんですが、中には手遅れのタイプの大人もいます。
おもしろ講師は英語の関先生だけではありません。社会の伊藤賀一先生の喋りの面白さはニッポン放送の「オールナイトニッポン」のようです。
40代で訪れる脳の萎縮による『感情の老化』対策にはスタディサプリで歴史を学ぶことが効果的。その理由とは?
新聞を2紙以上購読する
新聞ってすごいヴォリュームですし、毎日とてもじゃないですけどあれだけの情報に目を通している時間なんてないですよね。
でも年収1000万円台のビジネスマンの実に92%が新聞を購読しています。
各新聞ごとの報道紙面の差から、時事問題の論点を見抜くという勉強の仕方は、今では小学校の授業でも取り入れられていると朝日新聞にも掲載されていました。
しかし新聞を複数購読するとなると月一万円近い出費になりますから「読んだ方がいいのはわかってるけど出費がなぁ…」と二の足踏んでいる方も多いのでは?
そこでおすすめなのが『新聞ダイジェスト』
月刊で発行される主要6紙の新聞記事を項目別にまとめた雑誌で、価格は972円。
これを購読しておくだけでも、時事問題に何も関心がない状態と比べればはるかに社会を見る目が養われます。
キツイようですが、いくら読書しても何も生み出さないのであればそれはコンビニで缶チューハイを買うのと同じ、ただの浪費です。
Jmooc(ジェイムーク)
Jmooc(ジェイムーク)は大学講師や企業が本格的なオンライン講義を無料で提供する教育サービス。
テーマごとに毎週更新される高品質な動画を見ることで大人の学びを深めます。
Jmoocの講座 一例
- アートの力とマネジメント
- 白川文字学への招待 漢字と東洋の歴史文化
- 統計学Ⅰ:データ分析の基礎
こんな感じのやや硬めなのがお好みの方にはピッタリ。
資格試験向けの講座もあるので、試験勉強を補うのにも使えますね。
講座ごとに募集期間を設けていてそれ以降は動画を閲覧することができなくなるので、気になる講座がないか常にチェックしておき、気になったら迷わず受講することをオススメします。
UTokyo OpenCourseWare
UTokyo OpenCourseWare は東京大学の講義内容やレジュメを公開しているオープン教育コンテンツ。
サイトの使いにくさもさることながら、コンテンツの硬さはピカイチです(笑)
しかしその分高度で専門的な知識を身につけたい人にはたまらない内容となっています。
UTokyo OCWの講座 一例
守るべきもの、変えるべきもの(朝日講座「知の調和―世界をみつめる 未来を創る」2016年度講義)
媒介/メディアのつくる世界(朝日講座「知の冒険―もっともっと考えたい、世界は謎に満ちている」2015年度講義)
硬いなー濃いなー(笑)
でもその分学びは深くなりますし、抽象思考が鍛えられそうですね。
また、以下の大学でも同様に講義の内容を公開したものが閲覧できます。
本屋で変なトンデモ本買ってウンウン唸るより、参考図書などと一緒に講義の動画を視聴した方がよっぽどいいです。
丸の内朝大学
丸の内朝大学は東京駅周辺のオフィス街で早朝から開催される社会人向けのセミナー。
オフィスと家の往復になりがちな社会人の生活を、「朝を変える」ことで豊かにしていく取り組みが行われています。
講義の内容は既存の大学にあるような学問というよりも、社会人の日常に+αを付け加えた『部活』のような内容のものが多いです。
こちらの動画を見てビビッときたら、それはあなたの中の「学びのアンテナ」がうずいている証拠です。
お金の教養講座
お金の教養講座では学校では一切教えてくれなかった『お金』の授業が受けられます。
主要都市に設けられた会場にて行うセミナー形式。 一回1.5~4時間のお金に関するセミナーを無料で受けることがきます。
無料で色々教えてあげるからちょっとおいで、なんて怪しいですよね(笑)
お金の教養講座を主催しているファイナンシャルアカデミーでは無料のセミナーとは別に、数ヶ月に渡る複数回の講義で体型的に金融に関する知識を身につけるためのスクールも用意しているんですね。まさに『お金の専門学校』です。
ファイナンシャルアカデミーのその他の講座
セミナーを無料開催しているのもそういったスクールを申し込んでもらうための『無料オファー』ということになります。
金融商品ではなくあくまでも教育を提供してる、そのあたりはホームページ記載のポリシーにもはっきり書かれています。
また、フィナンシャルアカデミーでは有名出版社のダイヤモンド社からこのような書籍も出版しているので、まずはこちらのテキストで学んでみるのもいいですね。
何から手をつけていいかあやふやなまま、銀行に預けるだけの資産運用から一歩抜け出すためのお金の勉強を始めてみてはどうでしょう?
図鑑ブームに乗っかる
本屋によく行くんです、僕。
これは僕の主観でしかないんですが最近図鑑が増えましたよね。
しかも大人向けのビジュアルが流麗なやつ。
これとか
これとか
たまらないですよ。
文章で勉強することも大事ですが、やはりビジュアルの力って強力。
そのインパクトを勉強に応用すれば理解度もさらに深まります。
最近では理科系の分野にとどまらず、ベストセラーになったビジネス書、名前は知っているけれどなかなか読み下すのが難しい哲学書をイラストでわかりやすく説明したものも出ています。
学者ならまだしも、日々の仕事や生活で忙しい中で難解な書に挑もうとするとただでさえ時間がかかり、挫折してしまうことも多いです。
そんな思いをするぐらいならまずはたくさんの名著からエッセンスだけを掴んで、日々の暮らしに生かしていく方が、よっぽど実践的な読書の効果と言えます。
最近本屋にすら行ってない、なんて方は是非とも本屋で興味のあるジャンルの図鑑が出ていないか探してみてください。
『マンガでわかる~』シリーズを選ぶ
難しいビジネス書、専門書をマンガでわかりやすく紹介している本、ありますよね?
一見すると、「ヲタクっぽく見られそうだし、原著も読まずにこういう本で安直に理解しようとするのはちょっとなぁ…」と抵抗感のある人も多いのでは?
しかし、そこが落とし穴。
あれ、メチャメチャいいですよ。
例えばこの本、「身の回りの99%の無駄を省いて、残りの本当にやるべき1%に集中する」といったことが書かれたグレッグ・マキューンのベストセラーなんですが、原著をあたると320ページの大著。
これを読み下そうとすれば相当な根気と時間が必要です。
でも僕ら一般ピーポーが手に入れたいものって上記の1フレーズにまとまるような要約と、それに対する納得ですよね。
それぐらいであればマンガ版で十分得ることができます。
実際、僕はこの本はマンガ版しか読んでいないんですけど、今でも簡単に内容を思い返すことができました。
そう、マンガ版は記憶への定着率が半端ない。
ホラ、昔読んだマンガの内容ってすぐに思い出せるじゃないですか?あんな感じでビジネス書の内容も思い出せたらいいと思いません?
それを実現してるのがこういった『マンガでわかる~』シリーズです。
もし、「気になる名著があるんだけど、原著が分厚過ぎて後回しにしちゃってる」とかいうことがあれば、ぜひマンガ版にトライしてみてください。
短時間で理解できるうえに、右脳と左脳、両方を使うから記憶への定着率もいい。
日本人ならではの文化、特性をフルに発揮しましょう。
資格取得を目指す大人におすすめの勉強法
Livoo
こちらは資格取得を目的としたオンラインコンテンツ配信型の無料スクールです。
資格の種類は限られますが、数十時間にもなるボリュームの動画コンテンツが観るだけなら無料です。
別途用意されているオプションとしてテキストや模擬試験が有料になります。
ただ有料といっても2000円もしない値段で参考書が手元に届く+参考書の内容に沿った動画コンテンツになるわけですから
勉強の効果を考えればほぼ一択ですよね。
Web・ITスキル・デザインの仕事に活かすのにおすすめの勉強法
Shcoo
SchooはWebデザインを中心にプログラミングやライティング、仮想通貨、さらに踏み込んだデザイン論や、生き方、キャリア論までさまざまなテーマに沿った動画による無料の授業が受けられるwebサイト。
各授業ごとに生放送の日程が決められているのでその時間に合わせて試聴することができれば無料ですべての授業を視聴でき、リアルタイムで質問することもできます。まさに授業。
- 楽しみにしていた生放送を見そびれた
- 後からもう一度あの授業を見直したい
そういった場合は『プレミアムサービス』という形の有料プランに申し込めば
過去の授業を全て閲覧できるようになり、動画のダウンロードもできるようになるというシステムです。

だって新書一冊の値段で各テーマそれぞれここまで掘り下げた内容の話が聴けるってなかなか貴重ですよ、コスパいいもん。
宣伝会議
宣伝会議は60年にわたりのべ5万人以上の修了生を広告業界に送り出しているクリエイティブに特化した教育メディア。
- クリエイター
- 編集者
- マーケター
- 営業
これに分類される職業人にとっては目からウロコの有料講座が目白押しです。
宣伝会議の教育講座 一例
- 文章力養成講座
- Webデザイン・ディレクション基礎講座
- ソーシャルメディアマーケティング実践講座
こういった類の本はどっさり出てますけど、実際の現場にいるプロから直接教わる機会ってなかなか無い。
その機会が単発で気軽に利用できるんですから超貴重。
連休に自分でテーマを決めて一気に学びきる、とか超おもしろそうですよね。
こういったところに誰も金や時間や手間かけないですから、そこを「やる」って決めてしまえば僕らの参加しているラットレースから一足抜きん出れそうです。
Udemy
Udemy(ユーデミー)は全世界で50言語、2000万人の受講生に利用されているレクチャー動画の販売サイトです。
3万人の講師が登録しており、65,000ものコースが用意されています。(2018年3月現在)
特にUmedyではWebやIT、デザインやマーケティングに関する講座が大変充実していて、日本語のものだけでも
Udemyで視聴可能な日本語の講座
- Web開発 152講座
- ITとソフトウェア 72講座
- デザイン 117講座
- マーケティング 142講座
これだけの数の講座が用意されています。
講座はおすすめのものや人気のあるもの順に検索することができ、コメントで口コミも確認できます。
時おり催されるセール時であれば本一冊分の値段で体型的にまとまった動画講義が買えてしまうので、ハッキリ言って本屋いらずです。
趣味やノウハウに関する知識を深めるのにおすすめの勉強法
ストアカ
ストアカは教えたい人と学びたい人、相互のニーズを叶える『学びのマッチングサービス』です。
体系化された学問や、資格試験は人から学ぶ機会が溢れていますけど、実際の生活にはそれ以外の知識と経験が求められる場面が多々あります。
「来週までにどうしても魚をさばけるようにならないといけない!」
アホみたいに聞こえるかも知れませんけど、「結婚を考えてる彼氏のお義母さんが上京するのに合わせて同棲してる部屋に泊まりに来る!」とかであればマジでありえるシチュエーション。
そういった『生活密着型の智慧』を「できる人に今すぐ教わりたい!」という学びのニーズに特化しているのがこの『ストアカ』です。
17000件以上(2018年3月現在)の『教えたい』が待っていますから、あなたの『教わりたい』も見つかるはず。
- 短期で形にしたい
- 応用が苦手なので個別に教えてくれる方が身につく
新しく勉強しようと思っていることにこういった要望があるのなら一度検索してみて「my先生」を見つけてみましょう。
N-アカデミー
N-アカデミーはMrマリックやパティシエの鎧塚俊彦さんのような各業界のトップが講師として登場するハイクオリティな動画講義で学べるWebサービス。
200以上も講座があるから自分の学びたいものが必ず見つかる。
Youtubeで見かける無名の人のレクチャー動画では海外のものだったり、シリーズ物が途中で見つからなくなっていたりしますが、それとは違うキチンと整理された情報です。
あえて『推奨受講期間』というタイムリミットを設けることで動画講義にありがちな修得の先延ばしを防ぐことができ、確実な学びをサポートしています。
講義によっては質問や作品の添削までしてくれるので基礎からの応用が苦手な人でも通学と同じように自分のペースで学べます。