学生だけでなく、勉強したい大人にも使い勝手のいいスタディサプリ。
しかし全ての大人がアプリをダウンロードするだけで簡単に学べるわけではありません。
時間やお金や体力に、様々な制限がかかる大人だからこそ何となく始めてしまっても挫折するのが目に見えています。
スタディサプリをダウンロードしても何の意味もない大人の特徴をまとめましたので、
もし自分が当てはまるようなら今から学生に戻ったつもりで勉強しようなんていう考えはやめておいた方が時間やお金の無駄にならずに済みますよ。
スタディサプリに向かないタイプの大人はこんな人
仕事に家庭に振り回されて通勤電車では絶対に寝たい!スタディサプリの15分の動画なんて絶対見てられない!
仕事は早出、残業続きで帰れば家事や育児で睡眠時間もまともに取れない。
朝の通勤ラッシュで座れた時ぐらいは絶対に寝ないと体がもたない。
何があってもそういうローテーションを崩したくない人にはスタディサプリを利用する時間はおそらく無いと思います。
1講義約15分で観れて、必要なテキストは画面下に表示されるので片手でサクッと勉強できるんですけど、起きていられないんじゃ仕方ありません。
仕事が落ち着いて、子どもが成人して、それでもまだ勉強する気力も体力も健康状態も維持できていたらやりましょう。
スマホゲームが面白すぎてやめられない!死ぬまで携帯いじってれば幸せ
平日の仕事でグッタリ。土曜は夕方まで寝て夜から月曜までネトゲ。
同じスマホの画面を見つめるなら、勉強の動画なんかより、ゲームの方がおもしろいですよね。
ゲームってどうやって作るか知ってますか?
『ちょっと頑張れば達成できる目標を常に設定しておくことで気持ち良さを演出する』だけです。
脳みその作りがそうなっているので、
少し難しいこと→達成
この繰り返しでどんどん頭の中で気持ち良さが生成されます。楽しいんじゃなくて、楽しくしてもらってるんですね。
とどのつまり、ゲームってのは見ず知らずの誰かが設定した目標をこなしていく、それだけです。
ん?何かに似てますね。
平日、嫌だと思ってやっている仕事はいったい誰に目標を設定されてるんでしょうか?
休日、癒しのためにやってるゲームはいったい誰がクエストを設定してるんでしょうか?
平日は上司が設定したクエストをクリアして、休日はゲーム会社が課金のために設定した目標をクリアする。
果たして、あなた自身が設定したクエストはいつクリアするんでしょう?
社会とか興味ないし、新聞とかジジイの読むもんでしょ。あんなの理解できなくてもネットニュースで充分。
新聞とか知らない言葉のオンパレードで難しいし、文章が堅っ苦しくて読みにくいし、だいたい外であんなデカイ紙広げて読むなんて正気の沙汰じゃないですよね。
ニュースならスマホで充分。
ニュースアプリなら自分の好きな情報、知りたい分野、オススメの情報だけを教えてくれるので時間の無駄もないし賢いですよね。
でも自分の知っているもの、興味のあるのしか目の前に出されない状況は果たして知性を活性化するのに役立つでしょうか?
スタディサプリって月額1,980円もするの⁈youtubeなら無料なのになんで金払うの⁈
スタディサプリは40,000本の動画講義を受講し放題の有料プランが月額1,980円もします。
100講座で約5円ですよ!たかだか15分のトップレベルの塾講師の動画観るのにそんな金額払うなんてもったいないですよね。
1,980円払えばちょっといいごはん屋さんのランチ代になりますし、新書や雑誌なんかだったら1冊買えますから、それで充分学べます。
Youtubeで頑張って検索すれば小・中・高で学ぶ全教科の要点を押さえた動画ぐらいすぐ見つかるだろうし、いい大人が月に1,980円も払う価値全く無いです。
月額1,980円の自己投資をコツコツ切り詰めていけば、『塵も積もれば』で将来起業するための資金も貯まるだろうし、成功できそうです。
息子・娘なんかどうなったって知るか!子どもに勉強教えるよりパチンコ行きてぇ。
子どもの将来とかマジでどうでもいいですよね。
勉強したかったら学校の勉強キチンと聞いてればいいんです。
「宿題教えて」とか言われたら即ビンタ。
甘ったれるな!と言ってやりましょう。
そんな事よりも大人には負けられない戦いがあります。
仕事が早く終わったり、土日に子どもが宿題やってる間にパチンコで少しでも利益を出さなければなりません。
そうだ、子どもが読みたがってる本やスタディサプリなんかに使う金があるんだったらパチンコで倍にしてあげましょう。
きっと家族みんな大喜び。
お父さん、いつもパチンコ打ってくれてありがとう、です。
きっと人に頼るなんて軟弱な気持ちを幼少期に叩き潰された子どもの学力はメキメキと伸びて、将来親のパチンコの軍資金まで稼いでくる立派な大人に成長してくれることでしょう。
大人になって勉強したいかは、自分の人生を愛しているかに依る
大人になって勉強したいなんてのはとてもスケべな行為です。
大人はそんなエッチなことしていてはいけません。
ちゃんと仕事にすぐに活かせて、稼げる『知識』を獲得することに全身全霊を注ぐべき。
本来そうあるべきなんです。それなのに何故か「でもそれだけじゃ物足りない」という思いが拭い去れない。
だから僕は大人が勉強したいだなんてスケベだと言ってるんです。
でも◯◯ができるようになりたいだとか、◯◯を取りたいなど、稼ぐための専門知識を身につけようとした時にだいたいつまづくのが学校で習った基礎学力。
会社の会議でプレゼンを受けてる時に「指数関数的に増えていきます」というワードが出てきても、学生時代に数学苦手でちゃんとやってなかったら、「あー、ハーン」で知ったかぶりしてしまうし、
英会話ができるように頑張ってネイティブと会話できるスキルが身についても、
キリスト教やギリシアから続く歴史の流れなど、彼らの文化背景について何も知らなかったり、
彼らにとっての関心事である神社仏閣を基本とした日本の宗教観、価値観、歴史について英米人である彼らよりも知らないとなれば、
せっかく覚えた英会話のせいで自分の薄っぺらさが露呈するのも時間の問題です。
そういった世界を愛するきっかけになるトビラは全て義務教育のカリュキュラムから枝葉を伸ばした先にあります。
しかしそれは僕らが机に突っ伏して寝ている間に目の前をスゥッと通り過ぎていってしまったのです。
特に僕はちょっと世間に甘え過ぎて、ボーッとし過ぎたんだと思います。
目の前を通り過ぎる『世界への興味』に一つでも「ムムムッ」となってガムシャラに貪ったスケべな人達がスペシャリストとして人生を楽しそうに謳歌してるといってもいいでしょう。
その人たちは一様に「好きなことやってるだけ。むしろ、こんなに楽しんじゃってすいません」と言った具合に飄々と僕のように『寝過ごした人』のはるか先を楽しそうに歩いて行きます。
大半の大人が電車でうつむきながらスマホでクエストをクリアしている間にね。
べつに大人になったら勉強なんて『must』ではないです。
仕事もしていてちゃんと自活してるんですから無理することはありません。
このまま人に決められたことをこなし、誰か用意した『気持ちよくしてくれる仕組み』の上で遊んで幸せに暮らすことも充分可能です。
僕は常々言っていますが、
僕たちがどう生きようが、何もせずに死のうが、宇宙は僕らに微塵も興味がありませんから。
>>先延ばしにしていた「勉強したい」を叶えるきっかけに、大人も使える『スタディサプリ』
大人になってから始めたことで成功した有名人
J・K・ローリング
言わずと知れた『ハリーポッターシリーズ』の原作者。
ハリーポッターを書き始めた頃は貧乏なシングルマザーで、離婚後にうつ病を患いながらも25歳の時に電車でフッと閃いたアイデアを必死に原稿として形にしました。
そんな思いまでして書いた原稿ですが、最初はいくつもの出版社に出版を拒否されました。
しかし、30歳の頃にようやく一つの小さな出版社からハリーポッターシリーズが出版され、今日では世界で不朽の名作として読まれるようにまでなりました。
モーガン・フリーマン
元々は18歳でアメリカの空軍に入隊。一時期はパイロットになることを考えていたそう。しかし自分の仕事がちっとも好きになれず、向いていないと感じていたそうです。
その後、事務員などを続けながら役者活動をしていましたが、30歳になる頃にはタクシーの運転手になるか、会社勤めをするか真剣に悩むぐらいの成果しか挙げられていませんでした。
しかし過去のインタビューではこんなことを話しています。
私は子ども達に言う。
”お前が倒れたら、人はお前を踏み越えていく。
でも、続けていれば、誰かが必ず手を貸してくれる”
”必ずだ”
踊り続けなきゃいけないんだ。
その後どうなったかは言わずもがなですよね。
モーツァルト
死後、数百年が経っても世界中の人々に演奏され、人類の大きな遺産を築き上げた偉大な作曲家モーツァルト。
しかしその数々の曲も実は現代の僕らのように仕事や周りの人間関係に忙殺される中で生み出されたものでした。
モーツァルトの標準的な一日
起床し、朝6時頃には身だしなみを整え、作曲活動。
9時からはピアノの家庭教師としての仕事に就き、夕方には支援者との夕食会やコンサート。
その後、恋人の元を訪れるものの彼女の母親に目を付けられていて喜びもほどほどに23時ごろ帰宅。
そこから1時頃まで作曲をして就寝。そしてまた明くる日も早朝から同じ日々を繰り返す。
モーツァルトもブラックな労働環境に苦しみつつも、自分の好きなことをひたすら続けていたなんて一気に親近感わきません?
フランツ・カフカ
労働傷害保険協会に勤める現代のサラリーマンとさして変わらない勤め人を続けながら執筆を続け、『変身』などの斬新な設定から読者を引き込む名作を生み出した歴史的作家のカフカ。
当時は狭いアパートに家族と共に住んでおり、まともに執筆できるのは家族が寝静まった深夜だけだったそう。
仕事から帰って少し寝る、22:30から23:30頃から書き始め3:00頃まで書き、また眠る。
翌朝残り少ない体力を振り絞って仕事に行く。帰るとまたその繰り返し。
生前大きな評価を得ることはありませんでしたが、それでもコツコツと作家としての一面を保ち続けました。
アガサ・クリスティー
『オリエント急行の殺人』などの作品で有名なアガサ・クリスティー。しかし彼女は本を10冊も出した後でさえ自分を「ただの主婦」だと思っていたそう。
普通の生活を非常に楽しんでいたし、書くのは空いた時間に集中して書くだけだったから。
自分の部屋もなく、机もないので取材に来た記者が作家っぽい写真を撮りたくても主婦にしか見えなかったそう(笑)
しっかりした台とタイプライターがあればどこでも集中できたというのは現代で言うところのMacBook片手にカフェを転々とするノマドワーカーに通じるものがありますね。
※モーツァルト、カフカ、アガサ・クリスティーのエピソードはコチラの書籍を参考にさせていただきました。
あなたはいつ死ぬつもり?
人生は非常に短いです。
そしてその長さは誰にも決めることができないし、誰にもわかりません。
「せっかくこの世界に生まれて、様々なことを理解できる意識や体を持っているんだから、せめて自分がいた世界のこれだけは理解してから去りたい」
僕はわりとそういう想いが強いのかもしれません。
そんな僕と同じように大人になってから急にいろんな事を学び直したくなった人に最適な『大人の学び直し法』についてまとめた記事はコチラです。
あなたがこの世にいる間にもっと見ておきたいものは何ですか?
もしそれがあるのなら、真っ先に手をつけるべき。
特に30歳過ぎて子どももスクスクと育ち始めれば、いよいよ死に支度を始めないと間に合いません。
僕個人としては量子力学も理解できるようになりたいし、英語のタイポグラフィをサクサク作れるようになりたいし、仏教や哲学をもっと学びたいし、人類の起源や生物の仕組みが知りたいし、
そうなると本当は人生が何度あっても足りません。
スタディサプリはそんな僕のワガママを助けるかなりコスパのいい『道具』の一つ。
社会人をやりながらスキマ時間にもっとも効率的にインプットするにはスタディサプリの『短時間の動画』という手段がもっとも定着率が高いんですよね。
教科書広げて最初のページから順番に読み進めていいのは学生だけ。
大人はもっとしたたかに、スケべに、自分主体で学びを貪りましょう。