こんなん今覚えても何の役にも立たないよ~
お金もらえるのがわかったら勉強しようかな
こんな風な『夏休みの宿題は8月31日にやる』みたいな勉強の仕方をしていませんか?
いつまでもその場しのぎ的な準備の仕方ばかりしていると
- 自分のやりたかった仕事のチャンスを逃す
- 『人生の確変』が訪れて稼ぎまくれるチャンスの時に打つ球がない
こういった取り返しのつかない損をする可能性がありますよ。
仕事のための知識はある日突然必要になる
日々の勉強の成果が必要になる時というのはどんな状況か考えてみましょう。
あなたがハリウッドで超大作を撮ることを夢見る駆け出しの映画監督だったとしましょう。

あらかじめ予定されていた監督が急遽撮影をボイコット!
代役を探しているところだそう。
そのためクランクインは三日後に迫っています。
必要に迫られていないうちから好きな分野に限らずあらゆる分野の映画を研究し、歴史、文化、科学なども総合的に勉強してきたあなた。
書き溜めたアイデアびっしりのメモと今まで勉強してきた自信があるのであっさりと承諾。
関係者からは感謝され、無事に取り終えた作品の評判も上々。
別の関係者からもらった別ジャンルの仕事のオファーも立て続けにこなすことで一気に有名監督の仲間入り。
必要に迫られてから最低限の勉強のみで済ませようとするとどうなるでしょう?
ハリウッドで映画を撮りたいと思っていたけれどもらった話は自分が得意とするジャンルのものではなかった。
三日後という準備期間のなさにしり込みしてしまいオファーを辞退。
その後の仕事につながるようなこともなく、『ハリウッド映画監督として得られたかもしれないチャンスと報酬』を丸々逃してしまう羽目に。
これが必要になってからでないと勉強しない人が被る莫大な損失です。
自分の今の時給は高いか?安いか?
「舞台に上がれ」と言われてからの時給は高いんです。
一つでも多く本番に立ち、人に多くを伝え、結果を出せばその数だけ稼げるのが「舞台に上がれ」と言われているときの状態です。
マリオで言ったら「スター獲ってる時」です。

それなのにいちいち本番が決まるたびに「ちょ、ちょっと待って」と立ち止まり勉強していては、その分だけ稼げるチャンスも逃げてしまいます。
逆に言えば時給の安い時、つまり誰にも必要とされていない時にどれだけ自分の可能性を試しておくかというのはとてもコスパが良い行為です。
どれだけ失敗してもまだ目に見えて失う損失がないということなので。
数日後に大事なプレゼンを控えているのに美術館で芸術に触れて感性を磨くのはあまりにギャンブリーですし、
確実に取得しないと出世の道が立たれるような資格試験の前に、壮大な世界史の勉強に明け暮れるのはもはや現実逃避です。
しかしこんなことこそ時給が低い、誰にも期待されていないうちに自発的にのめりこむことで確実に後でやってくる本番の舞台で活きてきます。
勉強にコスパを求める奴は勉強する価値もないほどに頭が悪い
今のご時世、コスパコスパと何かと費用対効果が叫ばれ、腰が重く、何に対しても無気力になりがちですが
こと勉強に関して言えば『コスパ』という考え自体が矛盾しています。
これを勉強したら自分がどう変わっていくのか、わからないから勉強する。
であるにもかかわらず、初めに「これをどの程度勉強したらどうなるのか定量的に示せ」というのは甚だ矛盾している。
僕の敬愛する内田樹先生もそんなようなことをおっしゃっていたと思います。
若い時ほどチャレンジしろっていうのはオッサンの戯言みたいに思われがちですが、とても理にかなった戦略なんですね。
むしろ若い時ほどいかにコスパの悪い、後からジワジワ効いてくる経験を積んでおけるかが、後でやってくる本番を『コスパ良く』こなして稼げるかのポイントです。
勉強しないのは自由なんですけどそうすると、他人や会社にいいように利用されてることにも気が付かないですけどそれでも大丈夫ですか?
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